トウモロコシは栽培するのは手間がかからず、栽培期間も短かく、また食べ
ると甘くて大変美味しい食べ物です。でも無農薬だと皮を1枚1枚剥いていくと
小さな穴が開き、粉状のものが出てきて、最後の1枚を剥くとウジ虫が何匹
かいて、中の実をかじり、芯までかじっているのを見てげんなりということがあり
ます。当然スーパーで売られているのは防除されていますからこんなことはありま
せん。無農薬で栽培する方法はアワノメイガが雌穂に侵入する前に雌穂全体を覆
う、つまりカバーかけてしまうという方法です。
前回トウモロコシの雌穂のカバーについて説明しました。

雌穂が受粉が終わっています

雌穂が出揃った頃に三角のナイロン袋をすっぽりかけます。
穂先の毛が褐色に代わって実が樹分膨らんできたら収穫の目安です。

今日は3本を選んで袋のままもぎ取りました。

大きくて立派なトウモロコシ
右の袋の中の黄色い粉状のものが雄穂から落ちてきた花と花粉です。
アワノメイガは雄穂が出穂したらその穂に成虫が卵を産み付けます。
卵が孵化して幼虫は雌穂のある場所まで下りてきて実の皮に穴を
開けて侵入します。
多分右側は袋掛けが少し遅かったかもしれません。

被害はないようです
袋を取ってみたところアワノメイガの空けた穴はないようです。
全部皮を剥いてみます。

残念ながら3本のうち2本に穂先の部分にそれぞれ1匹の虫がいました。
この程度の被害であれば上等だと思います。できれば袋掛けをもう
少し早くすれば被害は0になるかなと思いました。