スベリヒユ

一年生の夏雑草というと、代表的な雑草としてイネ科ではメシシバ、ノビエ、

広葉雑草ではスベリヒユがあります。

今回はその中のスベリヒユの旺盛な生命力について書いてみたいと思います。

スベリヒユは肉厚の小振りの葉と丸くて太い茎からできています。

畑で生育するスベリヒユ

どんなにからからに乾いた土でも大丈夫。どんなに乾燥していても発芽する

という旺盛な生命力を持っています。しかも生育速度は早く他の雑草を押し

のけて生育します。またスベリヒユは根が深く引き抜こうとすると途中で切れて

しまします。しばらくすると切れたところから新芽を出して育つという厄介な

草です。

やっと根から引き抜いて枯らそうと土の上においても、他の雑草はこの暑さで

すぐに枯れますが、スベリヒユはなかなか枯れません。このまま土の上に置いてて

雨でも降ろうものなら、また根を張って生き返ってしまします。ですから取ったスベ

リヒユは黒マルチの上に置いて完全に枯れるようにしています。

なかなか枯れないスベリヒユ。黄色く枯れた他の雑草

ぎっしり生えたスベリヒユ

雨が降らない日が3週間くらい続き、さらに猛暑日がありで農作業はしばらく中断。

やっと雨が3日ほど続き気温も落ち着てきたので、農園に行ってみるとスベリヒユが

ぎっしり。このスベリヒユ、庭にもあるんです。その名はポーチュラカ、日本名は

松葉牡丹。乾燥に強いのでこの時期他の花が枯れかかっている時に生息場所を広げ

ていきます。

スベリヒユの栽培種、ポーチュラカ(松葉牡丹)

雨が降らない日が続き、他の花は見るも無残な姿になっている時にポーチュラカは

元気一杯。花壇がポーチュラカに占領されかかっています。スベリヒユは黄色い小

さな花ですがポーチュラカは赤、黄色等いろいろな色があり、花も大きな花が咲きます。

作成者: miyachan

定年退職後に佐賀に戻り、気ままな一日を過ごしています。でも毎日晴耕雨読をもっとうに、健康第一に農作業、スポーツに励んでいます。